6. 地図投影
各投影図は 【投影式】 【経線・緯線形状】 【ポイント】 と [ セルへの記述式 ]
[ 投影図 ] によって示されます。
この中で [ セルへの記述式 ] は、下図のようなイメージで 各セルへ記述します。
尚、各セルは、記述式が参照しています。まずは、説明文の通りのセルに入力して
ください。その後、セルを移動することは可能です。
<エクセル操作画面とセル入力のイメージ>
上図では、セル「B7」に『海岸線』とありますが、この表の横方向に『経線』『緯線
などの項目についても同じ式を複写して用います。
※記述式が長くなる場合、「記述式」蘭の中で改行しています。これをコピペすると
『スペース』が入っていることに注意してください。
また使用フォントの関係で『*』『-』『^2 』などが見にくくなっていることも
注意が必要です。
【描画サイズの調整】
計算後の x と y の最大最小の数値が、描画サイズ横軸と縦軸となります。
但し、EXCELの描画サイズは、縦横が同一スケールとはなっていません。例えば、
x が - 1 ~ 1、 y が - 0.5 ~ 0.5 の場合、横が 1 縦が 0.5 のサイズになるように、
散布図サイズを設定すれば、正しい縦横比の投影図となります。実際、私は、横縦比
が判ったら、『図形の挿入』→『長方形』を実行し横と縦の比率をセットします。
この時、挿入した長方形の『縦横比を固定する』にチェックします。次に、図形の
内部色を『塗りつぶしなし』にします。この長方形を表示させたい大きさ(例:A4)
に変化させます。そして、投影した図を長方形に内接させれば、横縦が整った投影図
となります。
【エラーを回避する】
EXCEL の内部計算アルゴリズムの問題かもしれませんが、投影式に従って計算する
と特定の点だけエラー (結果の頭に『#』が付く)になる場合があります。
その点だけ計算値を空白にしてもよいのですが、描画線が途切れてしまってはだいな
しです。
そこで、その点の経度か緯度を少しズラスことによりエラーが回避できます。
《エラー回避の例》 45°⇒ 45.000001°
-28°⇒ -28.000001°
これくらいなら、ほとんど描画に影響はありません。
【上下左右にシフトさせ、投影図を並列や縦列させる】
地球全体のデータを投入し投影しても、半球の範囲外が歪む場合は、半球単位で投影し、
半球を並列させるか縦列させるかして全球投影をすることができます。
その場合のx軸y軸のシフト方法は、次のように なります。
①基本半球を投影式に従って計算する----( λ0 )
・この x y はそのまま利用する。
・x y の最大値を x0 、 y0 とする。
②シフトさせる半球を投影式に従って計算する
-----------------------( λ0から 180°離れた λで計算 )
・計算した x y は x1 、 y1 とする。
●並列させる----基本半球の左右に配置する。
《右に配置する》 x右 = x1 + 2 × x0
y右 = y1
《左に配置する》 x左 = x1 - 2 × x0
y左 = y1
●縦列させる----基本半球の上下に配置する。
《上に配置する》 x上 = x1
y上 = y1 + 2 × y0
《下に配置する》 x下 = x1
y下 = y1 - 2 × y0
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